レポート
 
     平成27年度「国際交流・協力の日」レポート
 
 
国際交流・協力の日
 2015 レポート
 
 
 
 
 「国際交流・協力の日」は、主に広島市及び近郊で国際交流や国際協力活動をしている市民団体や企業などが中心となって、様々な事業を企画、実施するイベントです。2000年(平成12)年度から毎年開催し、今年で16回目を迎えました。

 イベントでは、多文化共生、異文化理解、地球環境、日本の伝統文化体験、平和への取り組みなど、創意工夫をこらした33の多彩な事業を展開しました。

 オープニングセレモニーでは、イベントの開幕を祝い、ゲストや主催者・共催者代表によるテープカットを行い、その後、国際色豊かな音楽や踊りの屋外ステージや屋台、バザー、活動紹介コーナー、茶道、いけばな体験などを催し、延べ10,150人の来場者が世界各国の文化に触れ、外国人も日本人も一緒に楽しむ一日となりました。

 また、当日の運営は、公募による一般参加のボランティアの皆さんやひろしま奨学金受給者の留学生の皆さんにも御協力いただき、イベントを盛り上げてくださいました。
 
 
 
開催日時  2015年(平成27)年11月15日(日) 10:00〜16:00 
開催場所  広島国際会議場、平和大通り緑地帯、平和記念公園
主  催  公益財団法人広島平和文化センター(国際部国際交流・協力課、国際会議場)、
 独立行政法人国際協力機構中国国際センター、公益財団法人ひろしま国際センター、広島市
協  力  広島信用金庫、生活協同組合ひろしま、公益社団法人日本産業退職者協会広島支部
協  賛  マツダ株式会社、サンフーズ株式会社、コカ・コーラウエストベンディング株式会社
 広島人権擁護委員協議会
後  援  広島県、広島県教育委員会、広島市教育委員会、中国新聞社、中国放送、広島テレビ、
 広島ホームテレビ、テレビ新広島、広島エフエム放送
 
 
 参加団体数 64団体 33事業  
 
 
 
 
 ■オープニングセレモニー■ 
イベントの開会にあたり、主催者を代表して公益財団法人広島平和文化センターの喜多川寛 常務理事より挨拶を行い、その後、ゲストである男女ツインボーカルユニット「万貴音」の小田貴音さん、中原万貴さんと一緒にテープカットでイベントの幕を開けました。  
 
 
 
挨拶をする喜多川常務理事   テープカット
 
 
 
 
 ■SONG for ACTION■
ヒマワリ会場では第1部として、男女ツインボーカルユニット「万貴音(まきね)」の小田貴音さんと中原万貴さんをお迎えして、グローバルに活動する若者への応援ソングとして制作した楽曲を披露しました。広島にも国際交流や国際協力活動を頑張っている若者がたくさんいます。それぞれが仲間と迷ったり、議論したりしながら日々それぞれが活動しています。そんな彼らへの取材やアンケート、インタビューなどを通して、応援ソングとして書き下ろしていただいた楽曲の初披露と若者の登壇者によるトークショーを行いました。楽曲はイベント終了後も、若者のグローバルな活動を彩る応援ソングとして活用されるそうです。
 
 
 
万貴音による楽曲の披露と若者とのトークショー
 
 
 
 
 ■JICAと広島東洋カープのスリランカ活動報告「それ行けスリランカープ!!」■
第2部では、JICAと広島東洋カープのスリランカ活動報告「それ行けスリランカープ!!」を行いました。カープの野村謙二郎前監督をパネリストとしてお呼びし、今年7月にスリランカを訪問した際に実施した野球教室や交流試合、視察した現地プロジェクトについて話を伺いました。今もなお内戦の傷跡残るスリランカにおいて野球が果たす役割を考えると、広島東洋カープが戦後広島の平和と復興のシンボルとして果たしてきた役割と重なるものがあります。内戦の爪痕残るスリランカで野村前監督が見たこと、感じたこと、スポーツを通した国際協力の現場を、現地での映像や写真を使って紹介し、広島だからこそできる世界平和への貢献について、多くの市民が考えを巡らす機会となりました。
 
 
 
スリランカについて語る野村前監督とパネリストのみなさん
 
 
 
 
 ■屋外ステージ■
今年も、国際色豊かな屋外ステージを開催しました。観客を巻き込み一緒に踊るなど国際交流の輪が広がりました。 
 
 
   
       
   
屋外ステージの様子
 
 
 
 
 ■市民団体等活動紹介コーナー■
国際交流ネットワークひろしま加入団体の17団体がブースを設け、それぞれの国際交流・協力活動について紹介しました。来場者は各ブースに立ち寄り、展示写真や展示品、民族衣装着付け体験など興味を持ち、出展者と楽しく交流しました。
 
 
   
日頃の「国際交流・協力」活動の紹介
 
 
 
 
 ■世界の料理と民芸品バザー■
国際会議場南側の平和大通り緑地帯では、「ひろしま国際村〜世界の屋台」と称し、18団体が世界の様々な屋台料理を販売しました。また、「国際協力バザー」会場も12団体が各国の民芸品などを販売し、それぞれ多くの来場者で賑わいました。これらの売上は、参加団体の国際協力活動に役立てられます。
 
 
     
世界のバザーと屋台
 
 
 
 
 ■外国文化・日本文化の紹介と体験■
外国文化の体験では、中国結び(中国式組み紐)の体験、ネイティブ・アメリカン・アート体験、中国・バルバドス・アメリカ・カナダに関するクラフト体験コーナーを催し、日本伝統文化の体験では、毎年外国人に人気の着物の着付けや茶道、いけばな、手描き友禅染めのコーナーを催しました。外国人も日本人も、各国の文化を直接体験し、その素晴らしさに触れました。
 
 
      
   
     
 
 
 
以上のほか、イベント会場をまわってクイズに答えるとプレゼントがもらえるワールドたんけんラリーや、親子で楽しめる地球ひろば、外国人のためのVISA無料相談会、広島市内の日本語教室を紹介するポスターの展示、世界のコインを寄贈し開発途上国の子どもたちを支援するイベント、国際交流・国際協力に関するセミナーや報告会など、各会場は大いに賑わっていました。 
 
 
 
   
 
 
 
 ボランティアで手伝ってもらった皆さんから、「いろいろな国の方々と交流できるすばらしいイベントだと思うので、ぜひこれからも続けてほしい。」、「楽しみながら活動できたので、また参加したい。」、「もっとたくさんの方に知って欲しい。」との言葉を多くいただき一緒にイベントを盛り上げてくださいました。 
 
 
 
   
 
 
 
 ※次回の「国際交流・協力の日」は、2016(平成28)11月20日(日)広島国際会議場ほかを会場に開催を予定しています。
 
 
 
   
 
 
 
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